こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオ Fitness fieldの前田です。
出来ない日もある!!
僕がトレーニングを「サボる」日と、その乗り越え方
「前田さんって、毎日欠かさず厳しいトレーニングをしているんですよね?」
クライアント様や友人から、本当によく聞かれます。そのストイックなイメージは大変ありがたいのですが、
答えは「NO」です。
僕だって、トレーニングがしない日はあります。
朝から晩までクライアント様のセッションが詰まっている日。新しいトレーニング理論を学ぶためにデスクワークに没頭する日。会食や付き合いで帰りが遅くなる日。そして、シンプルに「今日はなんだか体が重いな…」と感じる日。
そんな日は、計画していたトレーニングは、あっさりと諦めます。
「え、トレーナーなのにいいの?」と思うかもしれません。でも、それでいいんです。いや、むしろそれがいいのです。
「0か100か思考」が挫折を招く
トレーニングが続かない人の多くは、無意識のうちに「完璧主義」に陥っています。
「ジムに行くと決めたからには、1時間はみっちりやらないと意味がない」
「今日は忙しくて時間が取れないから、もう全部ナシだ」
この「0か100か」の考え方こそが、継続の最大の敵です。
100点が取れないからといって、0点を選ぶ必要は全くありません。100点が無理なら、50点でいい。いや、10点、なんなら1点でもいいんです。大切なのは、「0にしない」という意識です。
あなたの1日にも「スキマ時間」はきっとある
「仕事が忙しくて、トレーニングする時間なんて全くない」
本当にそうでしょうか?
1日のスケジュールを振り返ってみてください。エレベーターを待っている30秒、歯を磨いている2分間、テレビのCMが流れている1分半、お湯が沸くのを待っている数分間。
そんな「何もしない時間」、つまり「スキマ時間」が、きっとどこかに隠れているはずです。
僕たちが目指すべきは、そのスキマ時間で「今日の自分にできるベスト」を尽くすこと。それは決して、汗だくになるような激しいトレーニングである必要はありません。
頑張らない「ちょこっとトレーニング」のススメ
僕がトレーニングできない日や、やる気が出ない日に実践している「ちょこっとトレーニング」をいくつかご紹介します。
デスクワークの合間に
トイレに立ったついでに、誰にも見られない個室でスクワットを10回。
移動中に
エスカレーターやエレベーターを使わず、意識して階段を選ぶ。一駅手前で降りて早足で歩く。これも立派な有酸素運動です。
家でくつろぎながら
ソファに座ってテレビを見ているCM中だけ、プランク(体幹トレーニング)をやってみる。30秒でも構いません。
寝る前に
ベッドの上で5分間、ゆっくりとストレッチをする。これだけで翌日の体の軽さが全く違います。
どうでしょうか?
これらは「トレーニング」と呼ぶには、あまりにも些細なことかもしれません。でも、これを実践した日と、何もしなかった「0」の日とでは、1ヶ月後、1年後にはとてつもなく大きな差が生まれます。
まとめ:自分を許し、気長に付き合おう
トレーニングは、あなたの人生を豊かにするための素晴らしいツールですが、人生を縛るための厳しいルールではありません。
仕事や家庭、プライベートが忙しいのは当たり前。疲れている日も、気分が乗らない日もあって当然です。そんな日は、無理せず自分を許してあげてください。そして、「今日はこれだけできた」と、たとえそれがスクワット1回だったとしても、自分を褒めてあげてください。
完璧を目指さなくて大丈夫。頑張れる範囲で、楽にできることから。
その小さな積み重ねこそが、あなたを理想の自分へと導く、最も確実で、最も優しい道なのです。一緒に、気楽に、長く続けていきましょう。コツコツ続けるコツですね。