こんにちは。東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
バーベルの握り方
教科書的には3種類の握り方があります。

googleで検索したらNSCAの問題としてあった握り方3種類が載っていました。
名前はもう割愛しますが、この3種類です。基本的に親指は巻きつけて握るという感じです。
ストラップやパワーグリップなどを使う場合や背中のトレーニングの場合には親指を巻き付けずに行うことはよくあります。テストだと間違いになりますが、実際には親指を外してください。ってお伝えしています。
本題はここからです。確かにバーベルを持つ時の基本はそうなんですが、実際にベンチプレスを行う場合や、デッドリフトを行う場合にバーベルを持つだけでは動きの修正や肩甲骨のポジション作りの観点からちょっと説明が足りないんじゃないかと思っています。
ジムに行った時にベンチプレスをやっている人がほとんど首の辺りにバーベルを下げていたのですが、とっても危ないです。
持ち方はあっているけど、バーベルを下げていく場所を的確にして何も考えずにバーベルを持つととてもやりにくいんです。

この写真では100点ではないけど、胸の高さにバーベルは降りています。
バーベルを握った後にちょっとバーベルを曲げようとする力を加えた方がよりよくトレーニングが出来ます。

手首だけでこの方向へ曲げる訳ではありませんが、脇を絞りながらバーベルを曲げようとしてもらいます。そうすることで肩甲骨がちょっと真ん中に絞られてます。
大胸筋の収縮だけ考えれば(大胸筋の作用に内旋があるため)この捻り方は反対になるのですが、肩のアライメントや関節の負荷を考えると安全に行えるようになりやすいです。
デッドリフトでも同じことが言えて、

持ち上げることだけを考えればバーベルを持てば良いのですが、背中や肩甲骨付近への意識を持とうとするとバーベルを曲げるように持ち上げる方が安定もするし、姿勢の保持もやりやすくなります。

腕を外旋方向へ捻るように持った方が姿勢を作りやすくなります。
こういった細かいように見えて、教科書には出てこない部分をとても大切にしながら安全にトレーニングを進めていけると結果的に重くなった時に安定したフォーム作りに役立ちます。
体作りをするのは種目や回数、セット数だけでなく、1回の動きの質を高めてそれを繰り返していくことでより早く効果的に結果を出すことにつながっていきます。
人の体はとても個人差がありますので、できる場合とできない場合があるので、その都度変更を加えながら最適なトレーニングを行なっていけると良いですよね。