こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
意識すべきは体の中心部
テニス、ゴルフなどスポーツをされている方のトレーニングを担当しています。重いものを持ってスイング動作をしたり、外部から引っ張られているものを腕で全力で振り回したりというイメージを持たれている方がいらっしゃいます。
それがテニスの動作に繋がる。ゴルフのスイングに繋がる。って思われている方は大勢いらっしゃいます。

スタジオに入ったこのケーブルモーションがあることでそういったことが出来るようにはなっているのですが、僕が毎回伝えていることは外部に引っ張られていることはそんなに重要なことじゃない。
っていうことです。力の発揮をするのは右打ちの場合なら右足から力が入って、地面を押して、それを体幹部に伝えてその力を利用して腕が動きます。ということです。
テニスにしてもゴルフにしても外側に引っ張られながら力を発揮するスポーツじゃないからです。
ラケットやクラブを体の力を使ってスイングするんです。力の発揮する順番を間違えるとそれは何のトレーニングでもありません。ただの重いものを振り回しているだけの動作です。
先日、ジムで見かけたおそらくバドミントンをしている大学生がダンベルを持ってランジ?みたいなスイングを伴う動きをしていたのですが、バドミントンのラケットはとても軽いですし、ダンベルを持って同じことをすることにとても違和感を覚えました。
きっと彼はそれがバドミントンに繋がる。って思ってトレーニングを行っているのですが、ダンベルに意識が向きすぎている。と思います。それなら何も持たずに可動域を増やすことだったり、ベーシックなランジを行ったりした方が良いと考えられます。
実際問題としてトレーニングとスポーツの動作を一緒にすることが効果的である。というエビデンスはありません。似ている部分があるからといって、それを真似るようなオリジナルトレーニングに効果はあまりない。ってことになります。
特別なトレーニングをしているトップアスリートっていなくて、ベーシックなトレーニングをひたすら繰り返して、その動きにスピードを上げる。別にスピード練習を入れる。パワー系トレーニングを入れる。など分けて体作りを行っていくのが本来のトレーニングとしての正解といえます。
ベーシックなトレーニングの積み重ねがどれほど大切か。っていうことですよ。