こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
NSCAフォーラム
資格の更新研修に行っており、土曜日と日曜日はお休みをいただきました。
今回は1日だけなので、多くの話を聞くことはありませんが、その中でちょっと印象的なお話をしていました。
トレーニングの常識ってやっぱり大きく変わっていくんだな。ってことです。
スクワットを行うことで大腿四頭筋が発達する。っていうのはもちろんですが、その中で大腿直筋だけは唯一の二関節筋になります。
その他の筋肉(3つ)は大腿骨と脛骨を繋いている筋肉で1つの関節だけをコントロールする筋肉です。
そしてスクワットをすると大腿直筋だけがほとんど肥大しない。ということになっているようです。
これはとても衝撃的な事実だと考えることができます。
大腿直筋の筋肉の起始は腸骨の下前腸骨棘なので、働きとしては股関節の屈曲および膝関節の伸展になるんです。
動きで言えば膝を伸ばしたまま、脚を前に上げる。という動作です。
スクワットとしては、股関節は曲が理、膝も曲がります。そのために大腿直筋としては起始側は収縮するけど、停止側(膝)は伸びる。ということになるので大腿直筋だけを取り出せば、筋収縮はさほど起きない。ということはスクワットをしてもほとんど成長しない。ということに納得できる部分でもあります。
データとして示してもらえると確かにな。って思えるんです。
じゃあ、大腿直筋は別で鍛えるのか。っていうことに繋がるんです。もしくは必要ないんじゃないか?ってなるわけです。
ここはもう考え方の部分になってくるんで、一概にどれが正解でどれが間違い。っていうのはありません。
このように二関節筋はとても面白い動きをしているわけで、それがないと上手くは体が動かすことができないのも事実です。
大腿四頭筋を取り上げましたが、太もも裏のハムストリングスも二関節筋があります。
ハムストリングスは、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋(長頭)は二関節筋、大腿二頭筋(短頭)は単関節筋となっていて、前と後ろでは構造に大きな違いがあります。
ここの話をするとまた長くなるのでまた今度にするとして、こちらもやはり筋肉の成長を個別に見ていくことで色々なトレーニングの考え方をする必要が出てきるんだな。って感じます。
結局、トレーニング科学は、最新が正しい。これが基本です。
色々と研究され、頭の良い人がああでもない、こうでもない。って人間の体で実験をしてくれています。
それらをちゃんとキャッチして、そしてお客様にフィードバックしていく。こういった基本的なことをしていくことが必要だな。って研究に行くと毎回思います。