こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
力エネルギーの有効活用
ちからエネルギーの有効活用です。カタカナのカではありません。
先日、仕事終わって家の最寄駅の階段を登っていたら、前を歩いている人が階段を上がるときに膝を曲げて膝下だけがすごく動いていました。
なぜそうなっているのかはちょっとわからなかったのですが、なんせ体の動きに対して膝下だけが過度に動いている。という状態でした。
階段に限らず、足裏が地面に接地したら次に行うことは地面からの反発を得て体を前に押し出すエネルギーを産み出すことで歩いていきます。階段でも同じで地面からの反発を利用して体を前方、上方へ移動させます。
膝が曲がってしまうと押し出す力は上半身には伝わってこないので、前に残っている脚だけで体を持ち上げないといけません。
そうするとスピードは落ちるし、余分に力は必要とします。階段が苦手にもなります。
トレーニングでのステップアップというトレーニングは後ろに出ている足を使わずに上半身を持ち上げることをすることもあるのですが、それはあくまでもトレーニングの負荷を高めるために行う動き方になります。
日常生活では両足を使った方が楽に過ごすことができます。
力を発揮、それを体に伝える。これはトレーニングの基本として考えています。特に高齢者の方のトレーニングやスポーツをされている方(ゴルフやテニスなど)はこの力発揮を体にロスなく伝えることを意識してもらうようにしています。
体の動きに直結するからです。
筋肉に効かす。なんせ負荷を筋肉だけにかける。みたいなトレーニングを行うことは僕はしないのですが、それはこの力エネルギーのロスを産み出すからです。エネルギーは有効活用すべき。この考えは僕のトレーニングの基本です。
日常生活を快適にするのが筋トレのベースのはずです。貯筋をするのはこのためです。快適に過ごせる日常を長くする。これが健康に繋がるんだと考えています。