こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
固執しない
180度開脚がしたい。って言われても出来なくて良いですよ。ってお伝えしますが、そこまで極端でなくても、足首が硬いから柔らかくしたほうが良い。とかって言っていることを見かけますが、そんなに足首が硬いことに問題ありますか?って個人的には思っています。
なぜか足首って柔らかい方が躓きにくいって思っている人がいらっしゃりますが、なんで?って思っています。
背屈制限があることでつま先が上に上がらないからっていう理屈かもしれませんが、それだとマラソンランナーたちの地面への接地はつまずくことになりますよね。つま先から接地するので。厚底シューズって前から接地しやすくするための形状です。
短距離の選手なんて踵ほとんどつかずに走っていますが、途中でこける選手ってあまりいません。
普通に歩いていてつまずくのはきっと地面からの反発を利用できていない運動パターンであり、足首の柔軟性とは関係がないと個人的には考えています。そして柔軟性が上がれば、より床からの反発を得ることがしにくくなるのは普通です。
一例を取り上げただけですが、柔軟性が高い=良い。って考えるのは本当におかしい。
柔軟性が高すぎて不安定になっているお客様もいらっしゃいます。そういう場合には筋力をつけることを意識していきます。可動域を減らそうと考えていきます。
柔らかさと筋力の強さは基本的には相反関係にあります。ヨガが好きな人はグニャっていくけど、強い筋肉の収縮は苦手です。筋トレをやっている人は強い収縮は得意だけど、柔軟性の部分ではグニャとはいかない方がほとんどです。
これは別にどちらが優れている。というわけではなく、得意、不得意があるだけです。
だから本当は両方やったほうが良いのでしょうが、なぜか一定数の方は、ヨガは良いけど、筋トレは嫌。逆もまた然り。
お互いを遠ざけています。不毛な主張をしていたりします。
筋トレは嫌。ピラティスが良い。とか。インナー使えない筋トレはダメ。みたいな浅はかな主張は本当にうんざりします。
全てにおいて完璧な運動なんてありません。良い部分と足りない部分があるわけです。
知り合いのピラティスのインストラクターからの紹介で、Fitness fieldで筋トレをされている方がいらっしゃいます。
僕も彼女(インストラクター)には連絡をすることができますし、相談することが出来ます。ピラティスでやったこと、筋トレでやったことを共有できるので、相乗効果を出すことが出来ます。
そうするとご本人(お客様)も体の動きが明らかによくなっている感じがする。って仰られていました。
ピラティスは僕はしませんが、ピラティススタジオで働いていたので、どういうものなのかはよく知っています。とても良いものだと考えています。唯一足りないことといえば、抗重力のエクササイズが少ない。っていうことだと考えています。
それならピラティスの良さを理解した上で抗重力のトレーニングを多く取り入れて、意識はピラティスと同じ感じにしましょう。という感じにすることが出来ます。(呼吸の意識や体幹の意識などを持ちながらやることが出来ます)
そうやって足りない部分、そして良い部分を足していけたらより良い運動にしていくことが出来ます。
筋トレはOK、ピラティスはだめ。とかヨガはOK、筋トレはダメ。みたな発想はとても勿体無いと考えています。
1つに固執せずに足しながら取り組んでもらえたら良いのにな。って思います。