遅すぎることはない


こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。

遅すぎることはない


カウンセリングをしていると、多くの方からこんな言葉を耳にします。

「もう40代(50代、60代…)だから、今からやっても変わらないですよね?」
「若い頃と違って、体力がなくて…」
「運動なんて何十年もしてこなかったし、恥ずかしい…」

その気持ち、痛いほどよく分かります。年齢を重ねたり、ブランクが長かったりすると、新しい一歩を踏み出すことに不安を感じるのは当然です。

でも、僕が、そんなあなたに一番伝えたい言葉があります。
それは、

「トレーニングを始めるのに、遅すぎるということはない」

ということです。

今が、あなたの人生で一番若い日
有名な言葉があります。
「今日が、残りの人生の最初の日である(Today is the first day of the rest of your life.)」

過去に運動してこなかったことを悔やんだり、失われた若さを嘆いたりしても、時間は戻せません。しかし、未来は違います。未来は、今この瞬間から、あなたの手で作り上げていくことができるのです。

あなたが「始めよう」と決意した今日こそが、これからの人生で最も若く、最もエネルギーに満ちた一日です。始めるなら、今日以上の最適な日はありません。

健康に必要なのは「ストイックさ」よりも「楽しさ」
「トレーニング」と聞くと、歯を食いしばって重いバーベルを上げたり、汗だくで走り続けたりするストイックな姿を想像するかもしれません。もちろん、それもトレーニングの一つの形です。

しかし、僕が考える「健康的な体を作るために本当に必要なこと」は、少し違います。それは、以下の3つの要素です。

適度な負荷
適度な刺激
楽しい日々


無理に重いものを持つ必要はありません。今のあなたにとって「少しキツイかな?」と感じるくらいの負荷で十分です。それは、いつもより少しだけ速く歩くことかもしれないし、腕立て伏せを膝つきで1回やってみることかもしれません。

そして、体は常に新しい刺激を求めています。いつもと違う公園まで散歩してみる、YouTubeで楽しそうなダンスを見つけて真似してみる。そんなちょっとした変化が、心と体に新鮮な風を吹き込んでくれます。

何より大切なのが、「楽しい」と感じること。トレーニングが「やらなければいけない苦行」になった瞬間、継続は難しくなります。体を動かした後の爽快感、昨日より1回多くスクワットができた達成感、仲間と笑いながら運動する時間。その「楽しさ」こそが、最高のモチベーションになるのです。

目指すは「完璧じゃない」トレーニング


だからこそ、僕は「完璧主義を目指さないトレーニング」を強く推奨します。

時にサボり、時にふざけ、時に真面目にする。

このくらいの「ゆるさ」が、実は一番長続きする秘訣です。

疲れている日は、思い切ってサボる。 その代わりに、ゆっくりお風呂に浸かって体を労わる。それも立派なセルフケアです。
気分が乗らない日は、ふざけてみる。 子供やペットと全力で鬼ごっこをする。好きな音楽をかけて、めちゃくちゃに踊ってみる。それも最高のトレーニングです。
そして、やる気がある日に、少しだけ真面目にやってみる。 いつもより5分長く歩く、スクワットの回数を1回増やす。
100点満点を目指す必要はありません。30点の日もあれば、70点の日もある。何もしない0点の日さえあっていい。大切なのは、平均してプラスであり続けることです。

年齢も、運動経験も、体力も、関係ありません。


あなたの体は、あなたが大切にしてあげれば、必ず応えてくれます。

難しく考えずに、まずは一番簡単なことから始めてみませんか?
テレビを見ながら、ほんの1分だけ足踏みをする。それだけでも、あなたの素晴らしい未来への進歩です。