こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
立位で行うトレーニング
トレーニングの原則の中に意識性の原則というものがあります。使っている筋肉を意識しましょう。というものです。
ベンチプレスは胸のトレーニングなので胸を意識しましょう。というものです。

それが間違いだとは思わないですし、実際、僕自身もベンチプレスを行っています。
それに相反するようなことですが、立位で行うチェストプレスもあります。

こんな感じでここから腕を前に押していきます。
そうなってくると意識性の原則は邪魔になることがあります。確かに胸のトレーニングではあるのですが、写真の右足をしっかりと地面を押さないといけないし、体幹部では腹筋を使わないとそもそも姿勢の保持が難しくなります。
胸の筋肉を肥大させたい。というのであればベンチプレスの方が圧倒的に有効です。
ただ、ベンチプレスでも10kgがやっと上がるかどうか。という女性は多くいらっしゃいます。
結果的にベンチプレスで得られるメリットがかなり限定的じゃないかと個人的に考えています。
そのような時にはベンチプレスよりも、立位でチェストプレスを行って体全体のトレーニングを行い、腹筋の意識を持ってもらえるようにしてく方がトレーニングとしては効率が良い。そして腹筋の意識をベンチプレスに活かしていくことで重い重量を扱えるようになってくるかと思います。
重さが絶対に必要になるって考えるのは筋肉を大きくしたい人だけで、多くの方がそこを求めてはいらっしゃいません。
動けるようになる。日常生活で快適に体が動くようになる。などをしっかりと考えていくことがトレーニングでは重要だと考えています。
立位で行える種目は多岐に渡ります。そしてそれらは全て体幹部の安定を必要とするものです。
筋肥大しか考えていないと重いものをなんせ上げる。ってなっていきますが、そうじゃないトレーニングも確実にあります。
どちらを選びますか??