こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
背骨、骨盤を動かす
筋力トレーニングでは基本的な考えとして背骨や骨盤はほとんど動かしません。
ヒップヒンジをするので、大腿骨と骨盤の関節、股関節が積極的に動かすことになります。

この状態から

こんな感じで動くので背骨は動いていなくて、力を入れて安定をさせるようにします。
それはスクワットでも同じで

この時も股関節、膝関節は動いていますが、背骨は力を入れて安定させています。
全く動いていないとは思っていませんが。意識としては止めている感じです。
それは背骨周りの筋肉を収縮させて動かないようにしないと危ないから。というのが理由です。

こんなトレーニング危なそうでしょ?って感じです。実際にこれはとても危険なフォームだと考えています。
一方で、筋肉の収縮しかしないトレーニングはやっぱり不自然だし、不完全だとも考えています。
体は絶妙に動いて、スムースな動きができてこないとやっぱり何かが足りないとも考えています。
なので、パーソナルトレーニングの中でも背骨の動きを取り入れるエクササイズを入れる人もいらっしゃいます。
アイデアとしてはこんな感じです。
こちらです。3つの動きをしていますが、全て骨盤と背骨の動きを強調しています。
四つん這いでは背中からお腹にかけての重力方向。
2つ目は上でハンドルを持って骨盤の動きをしているので、骨盤だけの動きをしています。
3つ目はスクワットですが、ヒンジ動作を減らして背中を丸くする。骨盤を後傾させて背骨の動きを強調しています。
同じ動きでも微妙に重力方向を変えて動いていくことで負荷のかかり方を変えていくことをします。
背骨を動かしたらいけない。ということはないし、むしろ積極的に動かしたい。ただ、スクワットやデッドリフトで背骨を動かすことは危険だから安全を考慮したトレーニングをした方が良いと考えています。
どちらが優先されるとかはなく、目的に応じてやることが変わる。ということです。