筋肉に伸びる力はない

こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。

筋肉に伸びる力はない

このことを知らない人は結構いらっしゃいます。

筋肉そのものは滑走説という考えが基本として君臨しております。2025年現在も。僕が勉強を始めた2000年代でも同じことが言われているので20年以上は変化なし。ってところです。筋肉の繊維同士が滑り込むという考えです。

そうすることによって筋肉が縮む。その時に力を発揮する。そこから伸びる。というのは元に戻る。ということと、拮抗する筋肉が縮むことによって元に戻る。という考えです。

1つの筋肉だけで動けるわけではなく、拮抗する筋肉の収縮によって縮んでいる筋肉は引き伸ばされる。という感じです。

トレーニングエラーで共収縮というものがありますが、拮抗する筋肉が同時に収縮すると動けない。もしくは動きの邪魔をする。という感じになります。早く走りたいのに、共収縮が起こることによってスピードが落ちる。ということが起こります。

特にスプリンターなどは絶妙なバランスで筋肉が拮抗しないといけない場合に共収縮が起こるとスピードを落としてしまいます。

題名の通り、そういうことなどもあり、筋肉そのものには伸びる。という選択肢はありません。

ストレッチは伸ばしたい筋肉の拮抗する筋肉を収縮させることで伸ばしています。その上で筋肉は伸ばしてばかりでは機能しない。ということが考えられます。

ストレッチが気持ち良いからと言って一部の筋肉をひたすらストレッチをしていくとします。そうなるとその筋肉は鍛えられているわけではないのでとても伸ばされている状態が続くわけです。

一方で、拮抗する筋肉は収縮をし続けます。そんなに力が入っていないので、収縮している筋肉がカチカチになったり疲れたりするほどではないにしてもそれではバランスが悪くなることは目に見えています。

ストレッチをする際には拮抗する筋肉はお互いにストレッチをする。ということを心掛けないといけません。そして1つの動きにおいてもストレッチした後にはしっかりと戻らないといけません。動的ストレッチをやる際にもある程度の動きとして伸ばしていくのは問題がないですが、そこからしっかりと戻ること。これを怠っていると結局、静的ストレッチに近い状態になるので、ターゲットとする筋肉が伸びすぎ、力を発揮する筋力の低下を招きかねない。

結果的に間違ったストレッチになっている可能性が出てきます。

何事もバランスを見て、そして動きの修正が目的としておかないといけませんね。

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