こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
スクワットの膝問題
ちょくちょくこのことがSNSにアップされますが、膝が出るが今は主流で、膝を出さないというのは無理があるよね。というのが有識者の見解です。
出すなという人がダメ。みたいな風潮ではあります。
実際問題としては膝は出ても出なくてもどちらでも良いんだけど、重心位置の観点から多少出るのが自然ですよね。ということで、『膝が出る』は結果論でしかない。って考えています。
トレーニングのベースは自然な動作だと思っています。重力に変に逆らわない。重力方向に対して力発揮の方向が正しくなっていれば、それは自然な動きに近づくと考えています。
そもそも、ウェイトトレーニングというのは不自然な動きであることは間違いがなく、関節に対してなるべく負荷をかけたくない。というのがポイントになるかな。って思っています。
筋トレ中怪我で一番多いのは、フォームが悪いことによる骨のトラブルです。筋肉の断裂とかはかなり少ないと思います。
腰痛にしろ、膝痛にしろほとんどの問題は骨に出ていると考えています。
だから、フォームが悪くなることで一部の筋肉が過剰に使われたり、骨を守るはずの筋肉が正しく働いていなかったりすることで、怪我を誘発してします。ということが考えられる。
だからフォームをよくしましょう。というのが安全面でのアプローチになると考えています。
一方で、筋肉に負荷を乗せたいって発信している人は筋肉に負荷をかけるには〇〇をした方が良い。っていう発信になります。
正しいと思う人もいれば、なんか変なこと言っているな。って思う人もいます。別にコメントをすることもないし、へえーって思うだけですが、言い切ると正しく聞こえるのでちょっと面白いな。とも思っています。
筋トレの目的が何に重きをおくかは人それぞれです。
ボディビルダーは健康のために筋肉を作っていません。彼らは軒並み不健康です。
プロ野球選手も健康のために野球をしていません。
目的が違えばやることが違うのは普通のことです。
スクワットだって膝を出さない方が何かに良い。ということがあれば、膝を出さない方が良い場合だってあるでしょう。
背中にバランスボールを置いて、上半身が地面と垂直を保つようにスクワットをすることだって出来ますよね。
この場合、膝は前に出ないと思うんです。そもそも足の位置も体幹部よりも前にあるはずです。
目的に合わせて、調整をする。それがトレーニングとしてのベースとして必要になるんじゃないかと思っています。
ちなみに僕がスクワットをしている時には膝はちょっと出ていると思います。出そうとはしてないですが、自然と出る。って感じです。
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