こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニング スタジオFitness fieldの前田です。
バランス力を鍛える
人の体は基本的に動くことを前提として作られていると考えられています。同じ姿勢で立ち続けるよりも歩いている方が楽っていうのはそういう作用があるからです。
Fitness fieldではトレーニングの流れとして、動的ストレッチ、バランス力を鍛えるトレーニング、筋力トレーニング、静的ストレッチ。というのが主な流れです。
バランス力を鍛えるのは体を整えるということにも繋がっています。
それは片足でのエクササイズを考えた場合、左足ではできるけど、右足ではしにくい。という方が多いのですが、これは実は普通のことだと考えています。右足は動きは得意だけど、軸足としての機能があまりない。と考えることができます。(右利きの方に向けて書いています。*私は左利きですが)
テニスやゴルフでの右打ちの場合は、左足が軸になります。軸足に求められていることは、安定性です。動かせないけど、安定はする。という結果、左足が軸の時の片足エクササイズは行いやすい。と考えることができます。
筋肉の肥大だけを考えれば、1つの部位を集中的に鍛えることは効果的です。
その分バランス力を鍛えることには繋がりません。
日常生活においては、1つの部位をバラバラに鍛えるよりは、一度に多くの筋肉を鍛えることは有効に作用するでしょう。歩く動作において太もも前だけを使っているわけではありません。
スポーツ選手の場合では、あくまでもスポーツをするための補強としてトレーニングを行うので、肥大だけを考えてトレーニングをすることは非効率的になる。
反対に、ボディビルやベストボディ(筋肉の肥大を目的)など筋肉の発達に重点を置く場合には、一部位に集中して鍛えることが有効になります。
目的によって手段が変わることは当たり前のことですから、どちらが優れているということではありません。
お知らせ
Fitness fieldのパーソナルトレーニングでは、細かい部位を集中してトレーニングできるもの(トレーニングマシンがない)がないので、ボディビルには向いていません。そして、そういうトレーニング指導が私は得意でもありません。
フリーウェイトはあります。バーベルもダンベルもありますが、あくまでもそれは体をしっかりと使うためのものです。
デッドリフトでも重さよりも動きを重視しています。
デッドリフトフォーム1 pic.twitter.com/xDDyrZnKLG
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 29, 2020
流石にこれは棒だけですが、フォームを重要視しています。骨盤から頭までのラインを大切にして、脊柱のS字湾曲をニュートラルに保ち続けて動く。この動作の基本を大切にして、その上でバランス力を高めるために様々なエクササイズを取り入れていきます。
エクササイズ例
回旋エクササイズ4 pic.twitter.com/xKR8L89VX5
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 27, 2020
片膝立ち(ハーフニーリング)で姿勢をキープ(脊柱のS字湾曲)している状態でウォーターバッグ(5kg)を左右に振り回していますが、これは全身を使って体を支えています。そしてウォーターバッグなので、水は不規則に動くので、振り回したタイミングより少しズレて負荷がやってきます。それに耐えるお尻や太ももで安定性を保って体幹で支えています。
WBランジツイスト pic.twitter.com/yUuLXQFWyc
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 31, 2020
バッグランジをしながらウォーターバッグを左右に捻っています。こちらはハーフニーリングよりもより安定性が必要になります。ウォーターバッグもより重いもの(12kg)を使用して負荷を高めています。それをなんとか全身で支える。そしてこの時も意識しているのは脊柱のS字湾曲をキープし続けることになります。
エクササイズの順番としては、安定しているデッドリフトが出来る。(S字湾曲をキープできる)ということから、発展をしていくようにできれば良い。という判断です。
バランス力を鍛える場合には、どうしても負荷は下がります。だから筋肉の肥大ということはあまり期待ができません。両方をやれば一番良いとは思いますが、、、
その辺りは目的に応じて、何を選択するのか。私個人としては筋肥大させることは得意ではないので、バランス力をしっかりとつけれるようにちょっと難しい動きを取り入れて姿勢の保持をどの状態でもできるようになってもらいたいな。って思っています。
その結果は、綺麗な姿勢に繋がる。っていう考え方です。