準備することの大切さ

 

こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。

準備することの大切さ

準備運動が必要な理由を、大きく分けて「体のため」「心のため」の2つの側面から考えてみます。

1. 体のための準備(フィジカルな側面)

これが一番イメージしやすい理由かもしれませんね。体を「さあ、今から動くぞ!」という状態に持っていくための準備です。

理由①:怪我の予防

これが最も大切な理由です。急に激しい運動をすると、体はびっくりしてしまいます。

  • 筋肉を温める: 冷えて硬い筋肉は、ゴムで例えると「冷えた輪ゴム」のようなもの。いきなり引っ張るとプチっと切れてしまいやすいです。準備運動で体温を上げると、筋肉は温められてしなやかになり、伸び縮みしやすくなります。これにより、肉離れなどの怪我のリスクをぐっと減らせます。
  • 関節の動きをスムーズにする: 関節の中には「滑液(かつえき)」という、潤滑油のような液体があります。準備運動で関節を動かすことで、この滑液の分泌が促され、関節の動きがなめらかになります。自転車のチェーンに油をさすのと同じですね。
  • 血流を良くする: 筋肉にたくさんの血液(酸素や栄養)を送り届ける準備をします。これにより、筋肉がエネルギーを使いやすい状態になります。

理由②:パフォーマンスの向上

準備運動は、ただ怪我を防ぐだけでなく、その日のトレーニング効果を最大限に引き出すためにも不可欠です。

  • 神経の伝達を速くする: 「体を動かせ!」という脳からの指令は、神経を通って筋肉に伝わります。体を温めることで、この神経の伝達スピードが上がります。これにより、より速く、より強く、より正確に体を動かせるようになります。
  • 心肺機能を徐々に慣らす: いきなりトップスピードで走り出すと、すぐに息が上がってしまいますよね。準備運動で心拍数や呼吸を少しずつ上げていくことで、心臓や肺が本格的な運動に備えることができます。これにより、トレーニング本番でバテにくくなります。

2. 心のための準備(メンタルな側面)

意外と見落とされがちですが、こちらも非常に重要です。

理由③:「トレーニングモード」へのスイッチを入れる

仕事や勉強など、日常生活のモードから「よし、トレーニングするぞ!」というモードに切り替えるための大切な儀式です。

  • 集中力を高める: 準備運動をしながら、「今日はどの部位を鍛えようか」「どんなフォームを意識しようか」と考えることで、トレーニングへの集中力が高まります。集中力が散漫な状態でのトレーニングは、怪我の原因にもなりますし、効果も半減してしまいます。
  • モチベーションの確認: 「今日はちょっと体が重いな」「なんだか調子がいいぞ」など、自分の体と対話する時間にもなります。その日のコンディションに合わせて、無理なくトレーニングプランを調整するきっかけにもなります。

まとめると…

準備運動は、車で例えるなら**「暖機運転」**です。寒い冬の日に、エンジンをかけてすぐ急発進させると車に大きな負担がかかりますよね。それと同じで、私たちの体も、本格的に動かす前に優しく温めてあげる時間が必要なんです。

また、料理でいう「下ごしらえ」とも言えます。美味しい料理を作るために、野菜を切ったり、肉に下味をつけたりするのと同じで、質の高いトレーニングという「主菜」を成功させるために、準備運動という「下ごしらえ」が欠かせない、というわけです。

このように考えると、準備運動は「やらなきゃいけない面倒なもの」ではなく、「トレーニングを成功させるための、最初の楽しいステップ」と捉えられませんか?

Fitness fieldでは準備をとても重要視しております。トレーニングコンセプトの『綺麗な姿勢作り』を行いながら結果の出やすいトレーニングをご提供しております。

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