こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
意識から無意識へ
どこかの関節などに痛みがある。膝が痛い。腰が痛いなど病院では骨に異常はないですよ。って言われている方には共通して、動き方に問題があります。
動き方というのは、特段意識をして動いているわけではなくてなんとなく動いた結果です。そして、その動きが痛みを作り出していることが多いのです。
足のつき方なども大きな要因になると考えることができます。
この方の場合、土踏まずが潰れているのですが、その中でスクワットや何か足のトレーニングを行っていくと最終的に膝に痛みが出やすいかな。っていう判断をしています。となるとスクワットを行うことはリスクがあるかな。っていう選択をしていきます。
そのために必要なことは足のアライメントを整えるためのエクササイズ、例えば、内転筋の可動域を増やすためのトレーニングやストレッチ、そして臀筋を積極的に使う外転を伴うエクササイズ(片足での足を外に広げていくエクササイズなど)を行っていくことからスタートしていきます。
そこで重要になってくることは意識をして、土踏まずをキープしてもらう。っていうことになります。膝のポジションを外側に持っていったり、ヤムナフットを使って無理矢理に土踏まずをキープさせたりとまずは意識を持ってもらうようにしていきます。
その時には、とてもご本人には違和感があります。痛いっていうわけではありませんが、動きにくい。っていう反応は出ます。動き方を忘れているので、普段とは違った動きをすることには違和感が伴います。
それで悪い反応が出ることはないので、そのままの動きでトレーニングを進めていきたいのです。綺麗な動きができるということは適切な筋肉の可動域や筋力が出来ているということに繋がっています。
そして違和感のあるフォームが自然とできるようになってくれば意識をしなくても無意識でその動きができるようになっていきます。
かなりの時間はかかるのですが、それは可能ですし、それを目指してトレーニングを行っていきたいと考えています。
意識をしながら動いていても最終的には動きとしては無意識で動きつつ意識しながら使える筋肉たちの関与を増やしていくことは1種目のエクササイズの効率が高まっていきます。
効率の悪いトレーニングを多く行うよりも、効率よく鍛えていく方が体の変化は早くてそして危険性が圧倒的に少なくなります。
重要なことは動き方が綺麗で関節や一部の筋肉への負担を減らして全体として効率よく鍛えていくことが体作りの基本となってきます。
ご自身の体のことをしっかりと知っていく。っていうことはとても大切なことじゃないかな。って思っています。