こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
痛みに目を向け過ぎない
原因は色々とあるとは思うのですが、
痛い=問題がある。というわけではありません。
何かにぶつかったなどの原因がない限り、そこに直接的な原因はないことが多いです。
膝が痛いお客様がいらっしゃいました。トレーニングを始めるときに膝が痛いと仰られていたので、動きの確認をしたり動き方を見たりしていきます。
膝関節の可動域は特に問題がなさそうですし、曲げた時に特段痛みが増すということもありません。O脚になっているわけでもありません。
見た感じ膝に問題があるように思えないんです。でも痛いという結果はあるんですよね。
膝が痛い場合、お尻の筋肉の働きや骨盤のポジションを見る。っていうのは基本としてあるんです。そしてお尻は見事に使えてはいません。お尻のプリッとしている感じは完全になくなっているんです。これってお尻の筋肉の働きがとても悪くなっている証拠でもあるのでそこだな。っていう目安をつけて、そこから姿勢作りを行なって(バードドッグで姿勢を作っていきます)、お尻の筋肉(色々とお尻の筋肉はあります)を全て使うようなエクササイズ種目をいくつか行なってもらいます。
スクワットはこの段階では行うことはあまりお勧めはしません。最終的にスクワットはできるようになりますが、まずは体重以下の負荷しかかけることはしません。負荷のコントロールは絶対に必要になります。
股関節の屈曲と伸展 pic.twitter.com/WOVkFwJ1r9
— 前田@fitnessfield (@fitnessfield2) July 14, 2021
こんな感じのエクササイズを取り入れていきます。
そしてこの時にも姿勢の維持をしっかりとしてもらうようにお伝えしながら、姿勢が崩れてまでも行う。ということが起こらないように注意をしながら筋肉を丁寧に使ってもらいます。
背骨屈曲伸展 pic.twitter.com/x5azv4o0gm
— 前田@fitnessfield (@fitnessfield2) June 15, 2021
このトレーニングもとても重要になります。股関節の動きをよくすることにつながります。そして体幹部をしっかりと使って姿勢作りを促すことにつながります。
見た通りトレーニングとしての負荷はかなり弱いです。そしてその動きがしっかりとできるようになってきた段階でほぼ膝の痛みはかなり軽減しているんです。その段階になればスクワットを行なっていっても特に問題も無いんです。
結局はどこかに痛みがあるからといってそこに目を向けて緩めることばかりしていても解決の糸口が掴めないことが多いです。もちろん別からのアプローチもあると考えています。それでも膝そのものが悪く無いのに痛い場合はあります。痛みと向き合うよりも体全体をみながらより良い状態に持っていけるように考えていくことの方が重要だと考えています。
スタジオの看板には
姿勢作り、体の動き作り専門。って書いています。
より良い姿勢は気持ちよく体が動いて快適に日常を過ごせるようになります。