こんにちは。東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitnes fieldの前田です。
最近の同業者に思うこと
若い人たちがパーソナルトレーナーになることはとても良いことだと思います。それだけ可能性がある。って思って仕事としてパーソナルトレーナーを選んだ。っていうことだからです。
元々トレーニングが好きで、コンテストなんかに出て、ムキムキになれて自分に自信がついてトレーナーになりました。っていう若者も多いのがこの仕事です。
僕も自分のトレーニングはもちろんやっているのですが、決して好きっていう訳ではないんです。
やるメリットをしっかりと理解していますし、そのメリットのためにはやることが何よりも大切だと思っているからトレーニングを続けています。
トレーニング好きがトレーナーになるとどうしても重さを追いかけてしまったり、追い込むことが何よりも大切だと思い過ぎて、お客さまに怪我をさせるほどやらせたりしているのが現状だったりします。
無資格でもできる訳です。だから体のことをほとんど理解せずに感覚と体験を元にトレーニング指導を進めていくことはよく起こります。
トレーニング理論は日々進化しているのですが解剖学というのはそこまで進歩することはありません。というか体の構造は変わる訳ではないので、基本となる構造というのはしっかりと理解しておく必要があります。
ちなみに僕はまあまあ解剖学に詳しい方だと思うのですが、それは5年間くらい毎月解剖学の研修を受け続けていたからです。
柔道整復師やPTやOTの先生の研修に参加していて、そこで多くのことを学んだので今のトレーニングに活かされている訳です。
それくらい解剖学ってものすごく奥が深いし、本を読んでも、アプリで見てもよくわからないから勉強としては楽しくないんです。トレーニング理論の方が楽しいので、セット数や回数を目安にしたら良いわけです。
結果的にそこ(解剖学)をすっ飛ばしているトレーナーは多くいることは事実です。
動きだけをSNSで見てそれを真似しているトレーナーは良くいます。
なぜそれをしているのかどこをどういう風にしたいのかを評価できずに指導してしまうことはよく起こっています。(それが怪我の原因になったりもします)
お客様はトレーニングのことに対しては素人の方がほとんどです。
だから何で選ばれるのかはお客様ごとに変わるのですが、選ぶ目を持つことはとても難しいと思うんです。ムキムキの方が良い。って思われる方もきっといらっしゃいます。
確かにムキムキは目を引きますし、大会で結果を出していると私もそんな風になりたい。って思われるかもしれません。
ただ、そこで自分の体のことを考えた時に必要なことをちゃんと伝えていくれる人を探したほうが良いというのが僕の考えです。体を変えるのはトレーナーではなく、あなた自身ですから。
ドンドンとパーソナルジムが増えていることは喜ばしいですが、そういった中身を持ち合わせていないトレーナーも一定数いることは間違いがありませんので、お気をつけてください。