こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
体幹が強い?
なぜかこの言葉に妙に引っ掛かります。筋トレをしたらアウターしか使わないから体幹が鍛えられない。っていう安易な主張をしている人を見ると浅いなーって思ったりしています。
筋トレでも、ヨガでもピラティスでも体幹をちゃんと使っている人は使っているし、使えていない人は使えていない。っていう方がしっくりくる。
そもそも運動をそうやって分けることに意味はなくて、運動を分けるとしたら、有酸素運動か無酸素運動かで分けることが正しいと考えています。
その上で体幹が強いから〇〇ができる。っていうのもちょっと違う感じがします。そもそも体幹ってなに?っていう部分にフォーカスしないといけないと考えています。
きっとほとんどの人が体幹トレーニングってこれでしょ?ってやつを写真で貼ります。
プランク
これが長く続けれたら体幹が強い。って思っていませんか?それは大きな勘違いです。
プランクで動員する筋肉は腹直筋です。シックスパックです。それもアイソメトリクスとして使っているだけです。
この形になったらインナーマッスルが働くと思っている人が多いですが、それは大きな勘違いです。
プランクしたら腰が痛くなる人いらっしゃいますよね。その人たちは腹横筋や骨盤底筋群を使えてはいないんです。
そもそも背骨守れていないから腰が痛くなるわけです。
だから形だけを追い求めても何にも効果を発揮しない。体幹強化にはつながらない。
大切なことは形よりももっと大切なことを意識しないといけません。
体幹強化にはヨガが良い。って主張している人がいたんですけど、それはシンプルにポジショントークとしか思えないんです。
ヨガが悪いわけじゃない。ただ体幹を鍛えるのに難しいポーズをとる必要もそんなに無い。体幹が使えているからこのポーズができます。っていうとできない人は体幹が弱い。っていう発想になるわけですよね。
形を追い求めない。っていうのはまずはしっかりと呼吸をすること。
その時にお腹が動くことを感じること。ピラティスだったら胸式呼吸になるのでお腹はあまり動かない。でも、骨盤底は働かせる。そうやって呼吸をしながらシンプルな動作でも筋肉は働いていきます。
筋トレにしたって、別に重いものだけを扱うことなんてしませんよね。フォームを意識するし、しっかりと呼吸のコントロールも行います。そして引っ張られる負荷に対して力を発揮するけど、体幹部分は動かないようにコントロールを行います。
そうやって考えていけばヨガだけが体幹強化をしているとは思えません。どの運動にしても体幹を鍛えることはできるし、体幹を鍛えるというよりは体幹は安定させるように使う。もしくは背骨を動かせるように持っていくことはできます。
体幹が強い、弱い。っていうのはそんなに重要じゃない。大切なことは適切に体幹部を働かせることができるかどうかであり、その結果、手足がスムーズに動けること。そして体のラインが綺麗に整っていることだと考えています。