こんにちは。パーソナルトレーナーの前田です。
陸上部の選手へのトレーニングのアイデアを考えるために自分でちょっと考えてみました。
陸上選手のトレーニングをする上でフォームの変更をすることは実はとても難しい。慣れ親しんだフォームから変更をするとなると一時的にでもタイムは落ちるし、違った意識を持つことで怪我のリスクが高まるんです。
だから、考え方としては、現状の課題を理解した上で自然とそうなるようにトレーニングで介入できる部分を探していくんです。
彼の課題は共通理解として歩幅の改善。そのうちの1つとしてのアプローチ方法を考えている最中です。
この動画のようにもう反対向いてしまうっていうのは、股関節への負荷のかかり方が180度変わるので動きとしては出てきやすい。反動を使うことができないので、足の重さで大腿骨が動き、そこで体幹の筋力で骨盤の動きの制限を出しておくことでハムの可動域を増やすことを考えています。
歩幅を増やすためには、まずハムの可動性。そして、内転筋、臀筋などの動き作りも入ってきます。
そういう意味でこのトレーニングは一部分でしかない。やってみるとかなりきつい。頭に血が昇ってくるので、長い時間はできない。体幹のトレーニングにもなるけど、そこまで走るということには特化していないと思います。
目的は、ハムの柔軟性になるってことですね。戻すときには、ハムの筋力も必要になるけど、そこまできつくはない。
股関節を自由に動かすことができるOKC(オープンキネティクスチェーン。足裏が地面についていない状態のこと)になっているので、トレーニングの効果というのは、そこまでない。
ストレッチだな。重要だけど、絶対必要なエクササイズというわけではないのかもしれない。
色々と試していくことで必要なものを取り入れてもらえるように提案をする幅を私自身が作る。
相談しながら、メニューを作っていくこと。それが、良い方向へ進んでくれれば一番良い。
まだ駅伝シーズンだから、今すぐではないので、今から準備をしていこうと思う。
来年のトラックシーズンに良い状態で入ってもらいたいと思っているところです。