こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
自分のトレーニングを行う時には、常に気をつけていること。
これはお客様が再現できるんだろうか?
私はトレーニング実践者です。当たり前ですが、私自身が被験者になっていないとトレーニングを指導することはきっと難しいです。以前、スポーツクラブの会員だった時期があります。(家の近所のスポーツクラブです)ガリガリの猫背君(アルバイト)が筋力をつけるには、筋肥大をさせるには10回くらいできる重さが大切です。と話をしていたのですが、確かにその通りなんだけど、その10回のキツさ知っていますか?どんな重さでも10回やれば良い。ってわけではありません。
一番大きな目的としては、50代でも動ける体作りです。
現在43歳。まだ7年もあります。まだまだトレーニングを実践し続ける必要があります。そして身を持ってトレーニングは健康にも見た目にも大切だということを見せていかないといけません。インスタでは若い人がムキムキになっています。頑張っております。おじさんもインスタにはアップしておりませんが、負けていられません。
そして先ほども書きましたが、私自信が被験者です。だから新しい動きを考える時にはこのトレーニングはお客様に提供することができるかな?っていうことを考えながらトレーニングを行う場合があります。(その場合にはトレーニングという感覚ではありません。動き方っていう方が正しい表現だと思います。)
トレーニングに妥当性があり、再現性があり、効果的で安全であるかどうか。そこが成立しないと提供は出来ません。一番重要なのは安全性です。
バランスボールで腹筋をしつつTRXを持ってみました。
キツさを出すにはこのポジション。弱くするにはこのポジション。長さはどの程度にするのか。など色々と試してみました。
結果、不採用
やってみてそして感じることが大切だと考えています。スポーツクラブにはトレーニングマシンがたくさんあります。安全という部分が担保されているマシンがほとんどです。もちろんやり方が正しいという前提はあるのだけど、基本的な動きをしていれば、安全ではあります。
さて、このTRXを持ってバランスボールで行う腹筋が不採用の理由は首が痛い。これのみです。
頭を支えるものが何も無いので、頭をガクンとされた時に危険があります。そして、腹筋をした時に首が痛くなる方ってとても多いので、その意味でも頭を持てないエクササイズはちょっと難しい。
その危険を何かの方法で解消できるのであれば、良いトレーニングとなるでしょう。
現在はまだその方法が見つかっていないので不採用です。
トレーニングって考えていけば無限にエクササイズの方法があります。最近では、youtubeでもかなり多くのエクササイズが見つかります。
色々な方がトレーニングの方法を紹介しています。情報は過多といって良い。
しかもかなり良い感じで鍛えられている筋肉ムキムキ君たちが紹介しているの、信ぴょう性もありそうです。
基本的にトレーニングというのは筋肉を鍛えることが目的です。エクササイズは基本が大切です。そして反復をしていくことで筋肉は鍛えられていくので、別に真新しいトレーニングが良いというわけではありません。もちろん動き方によっては以前はよかったけど、調べていったら、体によくないね。やめましょう。というものがあります。ウサギ飛びなんかはその代表ですよね。今はウサギ飛びをすることはないですよね。
スクワットも変わってきている
最近言われているのはスクワットでバーベルを担ぐのはどう?みたいな議論になっていたりもします。違うもので代用した方がより肩への負担が少ないんじゃない?別にやっても良いけど、やらなくても良いんじゃない?みたいな論調になってきたりしています。
以前は私もスクワットでバーベルを担いでやっていたのですが、左肩が痛い現状では担ぐことが辛いのでやっていません。痛くなかったらやるかな。って思っていますが。
そうやってスポーツ科学は日々進歩してそして改善されていきます。そこに対しては常にアンテナを張っておく柔軟性は必要だと思っています。
下で持って同じ動作をする場合も考えることができます。肩へのストレスがなくなります。
パワーバッグを持ってスクワットをすることもできます。肩への負荷も少ないです
大切なことは自分で考えることです。スクワットの場合に、肩が痛い結果できない。だから、違う方法でやりましょう。というのも1つですが、なぜ肩が痛い場合に担げないのかを考えると肩関節の可動域の制限がある。だから可動域の制限がある人にはどういうバリエーションを持っておくのかが大切になります。最近の流れはやめとこう。っていうだけでは不十分で、そこに自分なりの考えをしっかりと持っておくことが大切じゃないかと考えています。
どんなトレーニングも万能ではない
1つの種目で全て解決できないように、1つの種目での反応はお一人お一人によって変わってきます。Aさんには良くてもBさんには合わない。ということは往々にして起こります。
そこで体をその種目に適応させるよりも違う種目を選択したほうが早い。筋力トレーニングそのものが種目のパワーリフリングやウェイトリフティングでない限り、あくまでも筋力トレーニングは手段です。体をより良くするための方法の1つに過ぎません。
だから、なるべく良い反応が出る可能性が高いものを選択して、そしてそれを実行していくことが綺麗に体を作っていく上で重要になってきます。
無理なく丁寧にそして快適に体作りをしていきたいですね。