こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。

ご自宅でトレーニング

パーソナルトレーニングは、基本的なタイミングとして週に1度というパターンが一番多いです。

毎日トレーニングできるのであれば全てを任せてもらっても良いのですが、現実問題としてそういう訳にはいきません。

さて。週1回のトレーニングで全てをまかなえるかと考えると答えは間違いなくNOです。

筋肉の超回復は48時間から72時間の間くらいです。ということは、最低限3日に1回はトレーニングをやらないといけません。逆にそこをしっかりと取り組んでもらえればかなり体を変えるのは容易くなります。

スタジオで行うトレーニングの中でご自宅でできる種目ってかなり多くできるように考えています。自体重を利用したトレーニングを多く入れているのですが、それはいつでもどこでもできるようになってほしいというメッセージでもあります。

特に難しいことや激しいことを目的としていない場合にはかなりのトレーニングを自宅で行うことは出来ます。自体重を使ったトレーニングの利点は、さまざまあるのですが、一番重要なことは、自分の体重を支えることができるだけの筋力は欲しい。というものです。体を支えることができる筋力があることで、姿勢作りはとてもスムースにできるようになります。そして姿勢作りが出来ていることで、腰痛や肩こりなどの機能不全を取り除くことも簡単になります。

体作りには多関節運動が最適

アームカールやレッグカールなどの肘や膝の曲げ伸ばしのトレーニングというのは、単関節運動と言って1つの関節の動きです。それの利点は使っている筋肉を意識しやすい。ということになります。そしてその結果やっている感はとてもあります。

こんなトレーニング(アームカール)です。
乳酸がいっぱい溜まってきてパンパンになって腕がパンプアップします。腕を太くして行きたかったら良いとは思います。しかしながら、腕の筋肉をいくら鍛えても、姿勢作りには関与していません。そして、キツいって感じたとしても体への負荷は思っている以上に少ないのです。腕の筋肉が体全体に占める割合が低いので、効率がよくありません。

パーソナルトレーニングで行うのは、もっと機能的に多関節運動と言って、多くの関節を同時に使っていくトレーニングを選択していきます。1つの筋肉への負荷よりも全体としてのトレーニング強度は高くなります。

腕立て伏せは多関節運動です。そして姿勢を維持するために体幹部は力は入っています。(筋肉が働いています)

自体重でもかなりきついトレーニングになりますが、それだけ姿勢作りに直結する筋肉を多く鍛えることが出来ます。コラムに書いてあるエクササイズテクニック(Fieldコラム)に書いてあるエクササイズは全て多関節運動です。

パーソナルトレーニングではこの多関節運動をひたすら取り入れて体作りを行なっていきます。よっぽどのことがない限り、単関節運動を取り入れることはありません。

時間を有効に使うために、そして運動効果をできる限り高くするための選択です。体を本気で変えるためにはパーソナルトレーニングだけでは足りないことは間違いないのだけど、ご自宅でもできる運動をご提供しながら運動の習慣だけでなく運動の知識も深めてもらいたいな。って思っています。