<コラム>サルコペニア肥満:食事とエクササイズ の役割

身体コラム

こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
今日はサルコペニアのことについて色々と書いていこうと思います。

要約

サルコペニア肥満は、過剰な脂質組織と老化を原因とした筋の萎縮の両方を併せ持つ症状でよく知られている健康不安のひとつとなっています。
残念なことに正式な診断には先進的診断技術(二重x線吸収測定装置、光度定量法、形態測定、生体電気インピーダンスなど)が必要となり、一般的には容易に利用できません。
ここでは機能的な定義を提示していきます。

サルコペニア肥満の原因となる根本的な疾患過程、食事、運動などのライフスタイルへの介入が健康に影響を及ぼすメカニズムを考えていきます。

まとめ

サルコペニア肥満の患者さんは増加している。生活の質、寿命に直接的な影響を及ぼす。
評価の基準は筋力などの機能的基準に基づいてスクリーニングを行うことができる。

サルコペニア肥満の治療にはライフスタイルへの介入(食事と運動)が中心となる。
健康的な食事を行い適切な運動プログラムを行うことがとても重要になってくる。

 

下記はまとめの説明です。

サルコペニア肥満とは?

サルコペニア(老化による筋の萎縮と筋機能の低下)と肥満が同時に起こる疾患であり、単独に発症するよりも身体障害や死亡のリスクがはるかに大きい。今後人口の高齢化が進むことにより、また肥満の増加と悪化により、さらにサルコペニア肥満の方が増えることが予想されている。

サルコペニアは骨格筋量および筋機能が加齢に伴い減少すること。と定義されている。
臨床基準のひとつは、骨格筋指数(筋量{kg}/身長{m}2)という計算式で出される。
この値が男性では≦8.90kg/㎡、女性では≦6.37kg/㎡の場合にサルコペニアと診断される。

(この計算式だと実際筋量を測れる前提にならないと難しいです。)

一般に、これらの基準は二重X線吸収測定法によって計算される。
多くの場合、利用は困難である。

注意すべきことは、

サルコペニアでは、筋量の減少と筋力の低下は必ずしも一致しない。ということです。
通常、筋量が大きく減少する前に筋力が低下する。(筋量は見た目の筋肉量で、筋力は実際に力を発揮する能力を指します)

筋力は障害や死亡の予測値として、筋量よりも優れている。したがって、筋機能(筋力、パワー、持久力)は骨格筋量より一層臨床的に適切なサルコペニア指標である。と判断できる。

その他にも、歩行速度や握力を指標とすることを勧めている団体もあったりします。

肥満について

肥満は脂肪組織の蓄積超過と定義される。肥満の判定に最も広く使われている方法は、BMIである。
BMIは真の身体組成を表しているわけではないですが、アメリカスポーツ医学会や世界保健機関(WHO)はBMI≧30kg/㎡を肥満と定義している。

日本の場合にはウエスト男性>85cm、女性>90cmと定義されており、推定体脂肪率、男性>30%、女性>40%がある。

こちらの方がより実際の数字に近いものがあると考えられます。

サルコペニア肥満の病因

サルコペニアと肥満の原因は多岐にわたる。少ない筋量と脂肪の過剰蓄積はどちらもサルコペニア肥満の特徴ではあるけど、これら2つの関係は完全に理解されている訳ではない。

若年、または中年の人々は脂肪の蓄積の程度に合わせて筋量も増加する。しかし65歳を超えた頃から、男性も女性も、高齢で肥満の人は除脂肪体重が減少し、虚弱だが肥満ではない高齢者に比べるとさらに虚弱となり、生活の質も低下する。

 

 

 

 

この図はサルコペニアと肥満の間の複雑な相互作用と、それらのプロセスが相乗的に病状を悪化させる過程を示しています。
(かなり複雑に入り組んでいますが、この図を1つずつ見ると見やすいです)

筋の萎縮と筋機能の低下

筋萎縮は通常、タンパク質の分解速度が増し、合成速度が低下することによってもたらされる。さらに、筋細胞数の減少もサルコペニアの特徴である。その結果、筋サイズ全体が顕著に縮小、力発揮が低下する。
肥満は、筋が過負荷に反応し、タンパク質合成する反応(同化作用)を低下させる。

筋肉がつきにくいくなるということです。

過体重の人肥満の人は筋力トレーニング後の筋量の増加は鈍化する

また脂肪の少ない人と肥満の人を比べると、全体レベルでタンパク質の分解速度が肥満の人の方が速いことが示されている。

肥満の人は筋肉が落ちやすいということです

肥満の若者は脂肪量の少ない人よりも負荷を支える筋群の力発揮能力の絶対値は大きい傾向にある。しかしながら、除脂肪体重で修正を行うと肥満の人の方が筋力は弱くなる。

見た目の絶対量の負荷に対しては強いけど、体重あたりの筋肉量が少ない

サルコペニア肥満の治療としてのライフスタイルへの介入

筋機能が制限されると寿命短縮の危険性が増加する。
現在は医学的治療(薬や外科手術)の選択肢は限られている。しかしライフスタイルへの介入(食生活、運動習慣)は、サルコペニア肥満の方へ推奨される。食生活や運動プログラムは一人ひとりに合わせたものが必要にはなる。

食事法

食事の改善は必要になる。具体的には、体重1kgあたり0.8gのタンパク質を必要とする。
これによりタンパク質合成を増加させることができる。
アミノ酸のロイシンは、他のアミノ酸よりもタンパク質合成に大きな影響を及ぼす。血中ロイシン濃度の上昇の大きさと速度は、タンパク質合成の刺激と高い相関関係が認められている。
また必須脂肪酸であるDHAとEPAの摂取がタンパク質合成を高めることが示唆されている。またDHAやEPAが飽和脂肪酸により誘発される筋萎縮に対抗することも示唆された。

8週間にわたる高齢者へのDHAとEPAを補った実験では高レベルのタンパク質合成を示している。

食事の介入は肥満に効果があることが示されている。

運動介入

運動介入は多くの利益をもたらす可能性がある。特に筋量と筋機能を維持(または増やし)同時にカロリー消費を増大されることにより体重の減少を促進する。またよくある基礎疾患にも効果を発揮することが示唆されている。
運動による利益は、

  • 心肺機能の向上
  • インスリン感受性の改善
  • 慢性炎症と筋骨格ストレスの低下

などが挙げられる。

運動は筋タンパク質の合成を増大させ、その効果は運動後数時間は継続する。したがって、頻繁に運動を行うことは、タンパク質合成を調整上で重要である。

運動プログラムの処方

運動プログラムには有酸素運動と筋力トレーニングの両方が必要。
有酸素運動は体重管理に大きな効果があるが、高齢者の筋力増加にはほとんど効果がない。反対に筋力トレーニングは、筋量の増加を促し、筋の神経活性化を改善する。これにより高齢者でも筋力を向上させることが可能となる。

これらを踏まえて、またその方のサルコペニアの進行度合いによって運動強度や運動時間を設定していくことになる。

これは一例になりますが、このような目標で進めていくことでサルコペニア肥満に対する運動の介入を行なっていきます。

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