緩い有酸素運動の弊害

こんにちは。神戸市東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。

緩い有酸素運動の弊害

緩い有酸素運動、運動強度としては最大心拍数の60%程度でしょうか。

40歳の人の場合、心拍数で110から120位の運動です。

長時間出来ます。脂肪燃焼効果高いです。っていう運動です。

ネット記事にもよく書いています。

さて。このことに関して、僕個人の意見としてはやめた方が良いと考えています。

特にダイエット目的の場合には本当にやめた方が良い。って思っています。

緩い有酸素を続けている人で痩せていく人をあまり見かけません。

10年くらい前までスポーツクラブでパーソナルトレーナーをしていて、多くの朝から晩までスタジオレッスンに入っているお客様を大勢見かけていました。

その方たちはそんなに痩せていない。もちろん痩せている人もいますが、多くの方はそうでもない。

それはなぜか?

まず、有酸素運動を長時間行うとお腹がとっても減ります。エネルギー消費が高いのですが、なんせお腹が減るんです。じゃあもうご飯をしっかりと食べますよね。400kcalの消費カロリーに対して、600kcalの食事を繰り返せば、余るわけです。運動で消費できるカロリーはたかだかしれています。

そして何よりも基本として出てくることがあります。

長時間の有酸素運動は筋肉の分解を促進する

なんとなく聞いたことあるけど、無視されていることでもあります。消費エネルギーを高めるのは動いている時だけでなく日常生活でも行われています。

その最大のエネルギー消費をするのが筋肉です。

有酸素運動を長時間すると筋肉が分解されます。分解を抑制するのはタンパク質ですが、スタジオ好きのお客様でしっかりとプロテインを摂れている人はおそらく少ないんです。

ということはやればやるほど太りやすい体を作っていくことになるんです。

長時間の有酸素運動を行うのであれば、ひたすらプロテインをとり、筋肉の分解を抑制する必要が出てきます。

これってとても効率が悪いことに他なりません。

ちなみに、僕は実業団の陸上部のトレーナーをしていた経験からわかりますが、彼らのポイント練習はそんなに長時間行いません。

朝のジョグは15kmほど走っていましたが、サプリメントなどアミノ酸やプロテインをしっかりと摂りますし、ポイント練習の際には1時間も走っていません。インターバル走など無酸素運動に近い負荷で練習を行ったりもしています。

そして筋力トレーニングも行います。

終わったらプロテインを飲みましょう。って話は常にしていましたし、実際に飲んでもいました。

それでも彼らの手足は冷たいんです。決して代謝が良い体ではないんです。

緩い有酸素運動だけの、ジョギングやウォーキングでのダイエットって最終的には太りやすい体になっていくことは体の機能を理解していればわかることです。

長時間の有酸素運動、特に強度の低い長時間の有酸素運動は本当にやめた方が良い。って考えています。

筋肉を鍛える。代謝を上げる。体温を高める。食事を見直す。という方が遥に効率的です。

無駄に時間を使う必要はありませんよ。

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