① 60歳男性のパーソナルトレーニング指導中に床に倒れた。AEDは利用可能、しかしながらパーソナルトレーナーは気が動転して何も出来なかった。この状況に対するパーソナルトレーナーの対応に関して正しいものはどれか?
A 義務違反があった
B クライアントに生じるいかなる損害も本質的なものであるから、クライアントを助けることは要求されない
C 職務上の怠慢があった
答え A
消去法でいくと答えは出てきます。動けなかったことは怠慢ではありません。できる限りのことをする。NSCA-CPT、CSCSでは常にCPRの資格(AEDを含む)を持っていることを義務付けているので、資格合格後には3年に1回は受けておかないといけませんよ。
② クライアントが話している内容で、パーソナルトレーナーの活動の範囲を超えているものはどれ?
A 肩の痛みについて医師の診断が出るまでは、ショルダープレスを行うのを避けるべきです
B 呼吸を止めてレジスタンストレーニングをすることは、高血圧の人にとってよくありません
C 週5日のウォーキングをすれば、心疾患の治療に役立つでしょう
答え C
パーソナルトレーナーは治療家ではないので、治療する。という言葉は使えません。週5日のウォーキングは確かに心疾患にとって良い運動にはなると考えますが、良い運動になりますよ。程度しか言う事はできません。
③ 施設の緊急時計画に含めるべきものの組み合わせはどれか?
1 緊急手順書 2スタッフの役割と義務 3荒天による非常事態 4重要な秘密の保持に関する戦略
A 1 3 4
B 1 2 3
C 2 3 4
答え B
緊急時というのは、施設運営に際して対応を行う場合になります。秘密の保持はもちろん大切ですが、それを緊急時には行わないので、日々行う業務として考えているために外れます。 大雨、洪水、地震の際にどうするのか?ということを考えていくことが必要です
④ 本質的損害によって生じる提訴において、最善の法的防御を提供するのはどの書類か?
A 参加同意書
B 免責事項の書式
C 将来発行する権利放棄
答え A
本質的損害というのは、予見不可能な、誰の過失でもない事故に起因する損害。という意味です。その意味では問いに対する答えで最も優れているものは、参加同意書になります。
もう1つ同じくらい優れた法的防御は、インフォームドコンセントになりますので、ここは確実に覚えておきたい部分です。問題によっては間違えているものはどれ?って問われた際に2つ以外を回答すれば良いので。
⑤ 救急処置の手順のうち、1番目に来るものはどれか?
A 119番通報
B 胸骨圧迫
C 意識の確認
答え C
意識の確認→意識ない場合に119番通報→胸骨圧迫の順になります。