股関節の動きの改善

こんにちは。御影のパーソナルトレーニング スタジオの前田です。

今日は朝から出張トレーニングでした。

そのお客様はかれこれ、7年くらいトレーニングを受けて頂いています。もともと、股関節が痛いということで、お医者様からはいずれ人工股関節に変えないといけない。って言われていました。

その当時は50代前半だったので、股関節を置換するのに、10年は持たしたいですね。ってお話をしたことを覚えています。人工股関節の寿命が20年ほどなので、50代で置換すると、70代での再手術になるので、それはできれば避けたい。ということでした。

まず取り組んだことは、股関節周りのつまりをとる事。でした。

この丸で囲まれている部分の大腿骨の頭の部分を骨盤からなるべく遠ざける。

ということを考えました。

詰まっていると骨盤と大腿骨が擦れて痛みが出てきます。

こんな感じですね。見るからに痛そうです。

こうなってしまうと、もう股関節を置換するしかなくなってしまいます。

その当時はまだそこまで酷くもなかったので、引き離すこと。そして、そこから股関節周りの筋肉を鍛えていくことを考えてトレーニングを始めました。

最初はどの動きをしても痛みが伴い、動かせる範囲も狭かったのですが、しばらくそれを続けること(引き離して、少しトレーニング)で可動域の改善と、痛みが軽減してきました。

無理にトレーニングを行うことはしません。まずは動きやすいポジションを常に意識しています。それは今でも変わることがありませんが、一部の動きではどうしても痛みは出ます。それは、内旋という動きですが、いわゆるお姉さん座りの動きをした時に痛みが発現します。

だから、そうならないようにすること。を徹底してもらっています。おそらく、股関節の形にも多少の問題があるのだと思うのですが、それはもう変えることが出来ないので、無理のある動きはしない。という風に割り切っています。

体作りとはまた違うかもしれません。機能を維持することがメインのトレーニングです。

今は股関節に痛みが全くないので、人工股関節を入れる段階でもありません。もちろん油断できる状態でもないのは意識しています。

トレーニングではTRXを使ったスクワットやダンベルを使ったデッドリフトなど、軽めではありますが、基本の動作。そして、地面に対して力を発揮するトレーニングを行える段階にあります。(ご自宅にTRXとダンベルは買って頂きました。)

こんな感じでダンベルを使ったりもします。

股関節が悪いからといって、トレーニングが出来ない。とは思いません。逆にトレーニングをした方が良いとさえ思っています。前提としては、動いている最中に痛みがないことが必要です。そのためには可動域の微調整は行います。少ない場合ももちろんあります。

また、脚の筋肉のバランスにも気をつけています。内腿の筋肉やお尻の筋肉もトレーニングを行いますし、腹筋やバランスを取るための四つ這いのエクササイズも行います。

トレーニングで行うことは全身を使うこと。そして、股関節を守るために体全体を引き上げれるようになること。そうやって弱い部分を守り、筋肉の強さを出していくことで、結果として関節を守ることができます。

無理のない運動。そして、適度な筋肉への刺激を入れることで、体は弱くなることなく良い状態に持っていくことが可能です。

体作りって個人個人違うのはそういう意味もありますよ。

    無料カウンセリングお申し込み

    カウンセリングをご希望の方は、こちらからお問合せください。折り返しご連絡をさせていただきます。

    ご希望のコースを選択してください *必須

    迷惑メール対策にご協力お願いいたします。