こんにちは。東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
こんなジムには通うな
世の中にはとんでもないフォームでかなりの重量でデッドリフトをしている人がSNSやyoutubeで動画をアップしています。
もうびっくりするほどのフォームの場合もあってそれってそもそもデッドリフトなのか?っていう感じすらしています。ということで、こんなジムは行くな。っていうことをちょっと書いてみたいと思います。
この2つのフォームを見るとわかるんですけど、どっちの方が良さそうですか?
こちらはどうでしょうか?
左が正しくて右がおかしんです。
見本を見せるために悪いフォームでやったんですけど、ちょっと怖くてこれ以上背中丸くできませんでした。
でも、SNSではもっと丸くなっています。
例えば
背中が丸いとなぜ問題なのか。っていうことですが、デッドリフトは体の後ろ全部を鍛えるトレーニングです。そもそもですが、
広背筋は第5胸椎(T5)~第5腰椎(L5)の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨から始まっています。背骨の下側全部と骨盤にから始まっているっていうことです。
停止は上腕骨上部の前側です。
この基本中の基本の解剖学を理解できていない場合(知らないんだと思いますが)、背中が丸くなることで広背筋の収縮がなくなる。
広背筋を使えない。っていうことです。
そして背骨が過度の屈曲を強いられている状態
この状態です。
背骨がグチャっと前側が潰されているんです。
もう危険以外の言葉がありません。
それでもなぜか重いものを持ち上げさせたいトレーナー(素人)がいるのが現状です。
以前にも書いたのですが、パーソナルジムでの健康被害が増えている原因の1位か2位に上がるデッドリフトの怪我です。
SNSで色々な動画が上がっているので、そういったものを見てから、もしパーソナルジムを探されているんなら判断をされることをオススメします。
自分の体を守るのは自分ですよ。
ちなみにFitness fieldではデッドリフトは積極的にトレーニングをしていただきますが、まずは棒(木の棒*多分500gくらいです)からデッドリフトのフォームをしていき、3kg,5kgと少しずつ負荷を増やして安全にトレーニングを進めていきます。