こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
ローテーションとアンチローテーション
ローテーションというのは回転です。回すってことですが、体の動きでのローテーションは回旋という動きです。捻る。っていうことです
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— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 23, 2020
こんな動きです。体を捻る動作です。パーソナルトレーニングの中では回旋動作というはかなり多く取り入れています。背骨周りが硬い方にはやっぱりしっかりと可動域を出しておきたいのと、硬さを減らしたいので、こういう動作を多く取り入れるようにしています。
そして基本的には回旋に負荷をかけることは難しくて、
回旋エクササイズ1 pic.twitter.com/phz4Q1UVGj
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 27, 2020
このバッグ(水が5kgほど入っています)でも回旋動作に負荷はかかっていません。負荷は重力に向かってかかるので、下向きですから負荷がかかりません。
回旋エクササイズ3 pic.twitter.com/JEitKExs5N
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) January 27, 2020
体に巻きつけたストラップなら負荷をかけることはできますが、ほとんどの場合には負荷をかけることができません。
ということで、基本的には回旋動作というのはストレッチに近いものになります。可動域を広げる目的になるんです。
そこでアンチローテーションという方法を考えます。
アンチローテーションというのは回旋させられるのを我慢する。ってことです。
動画はこちら。TRXを使って行っています。
アンチローテーション pic.twitter.com/OwxtoP89tg
— 前田@fitnessfield (@fitnessfield2) October 23, 2021
一見普通のスクワットです。体が回らない。って思っているよりも普通のことです。回さないようにしているのでちょっとTRXに頼っているんですけど、力を抜くと回っていきます。
ローテーション pic.twitter.com/CdLlKvCmgz
— 前田@fitnessfield (@fitnessfield2) October 23, 2021
こちらがローテーションになるんですけど、回しているように見えますが、手を伸ばしている以外は基本的にリラックスしたら回った。っていう感じです。
この動きに関してはもちろんローテーションには負荷はかかっていません。回すことに抵抗はないので、自由に動いていきます。
アンチローテーションは回っていないけど、回らないように負荷がかかります。回されるのを抑えているので、筋肉の収縮としては等尺性筋収縮っていう筋肉の力発揮の方法です。筋肉の長さを変えずに力を発揮している状態です。
回旋をさせる筋肉を鍛えることって見た目以上に地味です。でも、その地味なトレーニングはとても重要です。
ゴルフやテニスなど回旋をして競技をするスポーツには可動域と筋力の両方が必要になってきます。そして体幹の安定性を高めて捻れるけど、グラグラしない軸があることで力強いボールを打つことができるようになってきます。
ローテーションって大切な動きであると共に鍛えにくい部位でもあるんですよね。
スポーツパフォーマンスの向上を考える際にはこういった捻れの動作をいかにスムーズにするようにしていくのか。そしてその結果、体を上手く使えて競技力アップにつながっていくのかを考えながらトレーニングをすすめていきます。