こんにちは。東灘区御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
体幹が強い
サッカーを見ていると体幹が強い。っていうことを聞くことがあります。相手選手にぶつかられても倒れないことを指していることが多いように感じているのですが、それって体幹が強いことなんだろうか?って思ったんです。
この写真、ネットから拾ったものですが、おそらく9番がオフェンスで2番がディフェンスになると思うのですが、この状況なら圧倒的に9番の子の方が有利ですよね。接地している脚が外側(右足)にあるので、ここから2番を押せば、2番の子は左足に重心が移動せざるを得ないです。
これって体幹が大きく関わっているわけじゃないと思うんですよね。
体の当たりを強くすることは体全体の強化ですし、その中にはスクワットなどの基本動作を習得していくことで結果的に体幹部も鍛えられると考えられます。押す力を発揮するのは脚からです。
体幹だけを取り出して、そこを一生懸命に鍛えてもそれはとても非効率的なトレーニングになるわけですよね。
腹筋(さまざまな腹筋を指しています)をすることが悪いわけじゃないけど、コンタクトスポーツにおいては体幹だけをことさらだして強いや弱いと言っても意味がなくて、体の使い方や力の発揮の仕方を強化していくことが重要になると考えています。
テニスやゴルフなども同じ考えで、体が健康で(腰痛や肩痛がないという意味で)しっかりと動ける場合に体幹トレーニングを優先してトレーニングを行うことは少ないと考えています。
大きな力を発揮することで強いボールを打てる、飛ばせる。ってなると足腰の強化にフォーカスを当ててトレーニングを行う方が結果的には競技力アップに繋がると考えられます。結果的にはスクワットやデッドリフト、様々な方向へのランジなど下半身の強化をしっかりと行いその動きの中で体幹も同時に鍛えられていくようにするのが理想じゃないかと考えています。
体幹を鍛える=競技力アップとはなりません。そこを間違えて欲しくないな。って感じています。
ちなみにトレーニングの第一目的って怪我の予防なんですよね。それがあってから競技力アップがその次に来るんです。
その順番が変わることってないんです。