こんにちは。御影にあるパーソナルトレーニングスタジオFitness fieldの前田です。
肩関節をリリース
私の左肩は可動域が狭いのです。特に激しい怪我をしたわけではないのですが、痛みが多少あり、日常生活には支障はありませんが、バンザイをすると上手く上がりません。インピンジメント症候群です。
ということで、上腕骨の外旋に制限があります。
本来なら前腕が床に全てついている程度の可動性は欲しいところですが、これくらいで止まってしまいます。これ以上行くとかなり辛いです。
ヤムナボールでリリース
黒いボールやシルバーのボールなど色々とありますが今日使ったのは、黒いボールのみです。
ヤムナワーク(肩関節をリリース) pic.twitter.com/K7mKtNqnfM
— 前田 俊太 (@maeda_shunta) April 7, 2021
肩周りを全体的にヤムナボールに体重をかけながら、硬い部分を探しつつ、上腕骨を肩甲骨から引き離すように細かく行なっていきます。
肩甲骨の内側、外側、だけでなく、肩甲骨と肋骨の間、鎖骨と肩甲骨の間、鎖骨と胸骨の間、上腕骨そのものなどなど肩甲帯全てに置いてボールを当てていきます。
体の構造を知っていないと出来ないので、お客様にやってもらうことはとても難しいのですが、理解できているととても効果は高くて、そして痛い。細かい筋肉たちがうまく働かないから、可動域制限があるわけです。その筋肉たちに動いても大丈夫だよ。って教えてあげることがとても大切で、そのためには多少の刺激(痛み)ってうまく活用していかないといけないです。
もちろん激痛であれば、体の防御機能が働いてより硬くなってしまうのですが、この痛みは大丈夫。っていう痛い中にも気持ちよさがある痛気味ちよい感覚は大切にしています。
10分くらいかけてゆっくりと動いています。
終わった後はこれくらい下がるようになっています。
まだ可動域としては完全ではないですが、緩んでることは間違いがないので、この方向へ肩のリハビリをすすめていけば良いという証拠でもあります。
緩めるポイントは待つことです。痛いな。って思うところにボールが来たときに筋肉は固まっているので、そこで待つこと。そしてジワジワと緩んでいってるな。って感じることを大切にしています。
そしてこの緩んでいくこととともに重要なことは。鍛えることです。
動かないということは、それだけトレーニングされていない。筋肉が働いていない。ということでもあるので、可動域が出てきたら、肩の可動域を確認する意味でも鍛えていくことが重要です。
ヤムナボディローリング
ヤムナボールはマッサージボールではありません。確かに筋肉は緩むし、可動域は増えるのですが、セルフケアを行なっているのですが、硬い部分に適当に当てているわけではなくて、体の構造、筋肉の走行、骨の形などを理解した上で行なっていくワークです。
そのために初めてヤムナをされる方はなかなか理解することが難しいことも事実です。
よくわからない。って言われます。それはもう仕方なくってそこはちょっと我慢して体について学んでいきましょう。って思っています。
すぐに動き方は身に付かないかもしれませんが、時間をかけて体の構造をある程度理解できてくると体が変化しやすいと思っています。
体のお勉強って思ってもらえると良いな。って思っています。